帰国、そして過労と鬱からちょっと回復

世界一周旅行の記事を全然書いていないままなのですが、数ヶ月の旅行を終えて日本に帰り、約1ヶ月が経過しました。

休職から1年、やっと過労とうつから立ち直りつつある気がします

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毎日、「明るいうちにベッドから出る」。
毎日、「支度して出かける」。
毎日、「歩き回る」。

旅行中の数ヶ月、自分が好きなことのためにこの3つの行為を続けるうちに、
常人なみにこの3つができるようになりました。これは私にとっては大進歩です!

 

一度も過労になって患ったことのない方なら
「なに甘いこと言ってんだ。旅行に行けてる時点でもう病人じゃないだろ!」
と思われるのが普通だと思いますが、
会社を休職して、数ヶ月仕事をせず寝ていても、この3つすらマトモにできないという状況だったのです。

 

日によって体調が大幅に変わり、毎日スケジュール通りに行動できない。
タスクを設定しても、達成できない日が続く。
つねにぼろ雑巾のように疲れている。
元気な頃は歩けた距離が歩けない。
言葉が出てこない。
折角の久しぶりの休みで、山積しているビジネス書を読みたいのに、文字が頭にまったく入ってこない。
じゃあ英語の勉強をしようと思っても、英語を聞くだけで休職の原因になった海外プロジェクトが脳裏をよぎり、全然集中できない。

 

自分がクズみたいな生活をしていることを自覚していて、もっと効率的に時間を使いたいし、生産的なことに時間を使いたい!と思っているのに、全然できなかったのです。

 

それでもIngressやNarattiveといったテクノロジーを使い、徐々に外出の機会を増やしていくことで、少しずつではありますが、歩き回る体力を取り戻していきました。

 

 

突然「長期の旅行に出よう」と思い立ったのは、
旅行以外に楽しいことがなんにも思いつかなかったのと、旅行に行けば嫌でも毎日歩き回ることになるので、体力づくりに役立つのではないかと考えたからです。

 

結果的には、長期の旅行に行くことで「歩き回る」ための体力だけでなく、
毎日「明るいうちにベッドから出」て、「支度をする」ことも習慣づけられ、常人なみにできるようになりました。

また、必然的に航空チケットのアレンジや宿の予約管理など、スケジュールの設計やタスク管理も日常的に行うようになり、それらが鈍った頭を再び回転させるきっかけになったように思います。

 

帰国後1ヶ月は、時差ぼけのために再び夜型になってしまい、朝9時に寝て夕方16時に起きるといった状態に戻ってしまいました。

しかし少しずつ起きる時間を調整し、1ヶ月でやっと朝型に戻すことに成功しました。
また毎日きまった時間に起き、スケジュールを立てて行動することができるようになりました。

体力もついたので「これくらいの作業なら●時間でできそうだな」といった見通しも立てられるようになってきました。

 

今は朝9時起床、10時から英語のレッスンを受け、午後は転職活動や読書を行っています。
旅行にでかける以前に比べると、だいぶ生産的な活動を行えるようになり、嬉しい限りです。

 

待ち受ける「傷病退職歴あり」の転職活動(しかも地方)

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さて、体調が回復してきたとはいえ、人生100%元通り、とはいかないのが残念なところです。

20代の経験も少ないうちに、過労で会社を休んだうえに退職したような人間を雇いたい会社はそうそうありません。

地方では中途採用の枠自体が東京よりも圧倒的に少ないので、キャリアに一度でも傷がついた人間の転職活動がむずかしいことは、想像に難くありません。

かといって、年中人を採用しているようなブラック企業に就職したら、またすぐ過労でぶっ倒れるのは目に見えていますし。。。

 

というわけで、悩みつつもしばらく一地方での転職活動を適度にやってみます。

 

■前回の転職のときと、今回傷病退職する際に何度もお世話になった本。
とくに傷病退職の場合は社会保険等の手続きが煩雑なので、やるべきことの全体図を俯瞰できる本が1冊あると便利です。

会社を辞めるときの手続き マル得 ガイド

会社を辞めるときの手続き マル得 ガイド

 

 

■世界一周旅行を計画する前に読んだ本。各アライアンスの特徴と航空路線図が便利。
この本に関してはこちらの記事で詳しくレビューしました。

世界一周航空券  Perfect Book 2013-2014

世界一周航空券 Perfect Book 2013-2014