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ロボットでした I was a Robot

20代、iwasaの無職旅日記。世界一周したときの話、マネーやキャリアの話などなど



【転職活動】履歴書に休職歴書く?書かない?エージェントに聞いてみた

キャリア・転職 復職日記 休業日記

さてさて、以前の記事でも触れましたが、うつと過労で数か月の休職、さらには1年もの無職期間を経ての転職活動について、あらためて振り返ってみます。

 

過労でぶっ倒れて(2回目)から約1年間、「会社で働く」ということから離れていましたが、何もせず休み続けたことで体も頭もすっきり回復してきました。

あらためて「最初に過労で倒れた時に、労働環境を変えておけば...」と反省しつつも、無茶な働き方は二度とせず、のんびりできる職種にしよう、と決意を新たにしております。

 

あんまり検索しても体験談が少ない、過労や鬱による退職からの転職活動。

とくに20代、キャリアの序盤で退職されるケースとなると、なかなか今後の指針や参考になりそうなケースが見当たりません。

同様の状況にある方の参考になればいいかな、と思い退職や転職活動の経緯について記録しておこうと思います。 

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本当は退職より「まずは復職」する方がよいのだけれど

傷病休暇を取得している方は、医師から「まずは復職、それから転職」を勧められるのが通常のケースだと思います。「傷病での退職」という経歴がつくと、転職活動が難しくなるためです。

 

中途採用を行う側の企業としては、極力経歴に傷がない方を採用したいという考えがあります。
過去に病気をしたことがある方と、まったく病気をしたことがない方が中途採用にお応募してくれば「再発の懸念がない元気な方を採用したい」と考えるのが自然です。

 

傷病休暇が長引き、病状が回復しないまま休暇の期限を迎えてしまった、という場合を除いては、医師の勧めの通り「まずは復職、それから転職」を目指すのが妥当です。

 

私の場合は、もともと前職の会社が設定している傷病休暇期間が短く、
医師から復職の許可が出る前に休職期間が終わってしまい、退職となりました。

 

とはいえ、復職しても時短勤務を行うことは難しい職種でしたので、
「復職して激務で再度倒れるよりは、退職した方がよかったんだろうな」と考えることにしています。

(なにより終わったことを悔いても、もうどうしようもないですしね。)

 

休職してすぐは「前に過労になった時も1ヶ月で治ったし、休んでればすぐ治るだろう」 と思っていたのですが、
ぶっ倒れるのも2度目になると、体の回復にめちゃめちゃ時間がかかります

まともな人と同じように暮らせるようなレベルにするだけで、気づけば約1年もかかってしまいました。

 

傷病で退職する場合には「すぐに転職活動を行える」とは考えない方がよいかと思います。
周囲や医師からさんざん言われることだと思いますが、とにかくしばらくは体調第一に休むことが重要です。

とにかく体調第一に休むことが重要です!(大事なことなのでry)

 

傷病休暇を履歴書に書くか、書かないか?

残念ながら傷病休暇から復職ではなく退職を選び、転職を目指すとして
よく問題になるのが「傷病休暇を履歴書・職務経歴書に書くかどうか」という点です。

 

単に書類の定義だけを考えると、履歴書・職務経歴書ともに、必ずしも「休職期間」について記述する必要はありません。

つまり、休職していたことを隠そうと思えば隠せるのです。
しかし、めでたく中途採用が決まったとして、前年度の収入が問題になることがあります。

 

転職活動においては、前職の収入をオープンにする必要があります。
エージェントを通す場合も、企業のwebサイトから直接応募する場合も、ほとんどの場合、書面やサイト上の登録画面で前職の収入を記入する必要が出てきます。

 

このとき記入した金額と、転職先への内定後に提出する「源泉徴収票」の金額(前職の企業が被雇用者に支払った実際の金額)に大きな差分があると、「収入がない期間があった」ということが分かります。

 

このあたりの知識は、ググると知恵袋や転職エージェントのQ&Aサイトなんかがゴロゴロ出てきます。

 

休職歴を明記すべきか、エージェントさんに聞いてみた

「でも実際のところ、休職歴を書いたら全部書類で落ちるんじゃないか?
本当に明記すべきなのだろうか?」

転職活動を始めるにあたり、そんな不安を転職エージェントさん数社やキャリアカウンセラーの方に相談してみました。

 

その結果、興味深いことに各人バラバラの意見をいただきました。

もちろん、皆さん中途採用のサポートや人材紹介でフィーを稼いでいらっしゃるので、いわゆる「ポジショントーク」になっていることは否めないのですが、仲介先の企業規模やエージェントのカラーによっても「書くべきか・書かないべきか」の態度は分かれているようです。

 

エージェントAさん
「書くべきです。書類には休職歴を明記した上で、現在は回復しているという旨を書類や面接でフォローするのがよいでしょう」

エージェントBさん
「書いた方が良いでしょう。なるべくネガティブな印象を軽減できるよう、書き方に気をつけましょう。
ケガや再発可能性の少ない病気であれば、傷病の理由も併記したほうがいいでしょう」

エージェントCさん
「書いた方が良いでしょう。
人手不足の海外転職やベンチャーであれば、休職歴はあまり気にしないケースが多いです」

エージェントDさん
「書くかどうかは、応募者の方の意向次第です。
休職期間に関しては、私どもエージェントから企業の人事の方へ直接ご説明いたしますので、応募書類には書かなくても大丈夫です」

中小企業向けキャリアカウンセラーさん

「中小企業に転職するのであれば、書かない方がよいでしょう。
最終面接に通った後で、必要があれば休職していた旨説明するケースが多いですね。
地方の中小企業では最終面接後に内定取り消しになることはあまりありません。社長が人柄や能力を見て採用、と一言いえばOKなんです」

 

統一見解がないのが悩ましい所ですが、転職エージェントさんと相談の上、自分の転職したい企業規模や案件の数などを鑑み、書くか書かないかを判断したほうがよいでしょう。

 

書類で落とされて当たり前。高望みはしないでいこう

とはいえ、転職エージェントさんの「休職歴を書いた方がよい」は、当然ながら「休職歴を書いても受かる」という意味ではありません。

 

前述の通り、企業としては中途採用も雇用もコストをかけて行っているのですから、
「健康な方を採用したい」という考えはもっともです。

休職歴を履歴書に書くのであれば、書かない場合に比較して書類審査に落ち易くなることは想像に難くありません。

 

私の場合は、「それはもうしょうがない」と開き直りつつ、ある程度時間をかけてでも転職先を探していこう、というスタンスで転職活動を行いました。

苦しい戦いになりましたが、数か月の転職活動の末、3社からオファーを頂くことができました。

苦しいとはいえ、ゾンビ状態で朝から朝まで働いていたときよりは、転職活動で苦労している方が断然マシです。

 

「前の会社からレベルを落としたくない」だとか
「収入を下げたくない」というような無駄なプライドは捨てつつ
「社会の役に立てそう」で「スキルを活かせそう」かつ「楽しく過ごせそう」 な感じの仕事を探した結果、今は上司にも先輩方にも恵まれ、非常に面白い仕事をさせていただいています。

 

甘い考えかもしれないけど、ある程度妥協していれば、
死なないだけの収入が手に入るポジションはなんとか手に入るよ!
というのが、個人的な転職活動の感想です。

新しい職場は地方都市だし、給与は以前より100万円以上低くなりましたが、家に仕事持ち帰らなくていいし、残業代も出るし、週2回休めます!

最高!!

 

 

 

 おまけ:

■仕事と幸せな人生について考えるきっかけになった本。

著者はハーバードで教鞭を執る経営学者であり、イノベーションの研究における第一人者。
本書では心臓発作、癌、脳梗塞に襲われた著者が経営学の理論を用いて「どうすれば幸せな人生を送ることができるのか?」、具体的には職業選択、子供の教育や家庭の文化構築、人生の資源をどう配分すべきか、といった問題にアプローチしています。

ビジネススクールを卒業し、収入も高く仕事で世界を飛び回る、一見「最も幸せに見える」人々が実は年々「不幸せ」に陥っていたというエピソードが衝撃で、何度も読み返しました。

ちょっと、いやだいぶタイトルがうさんくさいんですけど、本当にお勧めの本です。

イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ

イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ

 

 

■人生の選択に困ったときの本。

米国の求職者たちは、就職活動の初期には「創造性を発揮する機会」「意思決定の自由」を高く評価していました。
数ヶ月後、企業の品定めや面接を経験し、現実の仕事の長短を検討する段階では「昇進の機会」など実際的な側面を高く評価するようになり、
就職先の最終決定においては「収入」を最優先するようになっていました。

選択に関する様々な実験、理論を記した名著。著者は社会心理学の教授。

選択の科学

選択の科学

 

 

■前回の転職のときと、今回傷病退職する際に何度もお世話になった本。

とくに傷病退職の場合は社会保険等の手続きが煩雑なので、やるべきことの全体図を俯瞰できる本が1冊あると便利です。

会社を辞めるときの手続き マル得 ガイド

会社を辞めるときの手続き マル得 ガイド

 

 

 

 

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