【世界一周・チリ】首都サンティアゴでエラド片手に観光!
僻地イースター島から大都会・サンティアゴへ
イースター島でモアイを拝み倒したのち、前回は乗り継ぎのみでスルーしていたチリの首都・サンティアゴにやってきました。
海に囲まれ、湿度の高いイースター島に比べると、サンティアゴの夏はカラッとしてて気持ちいい!
地中海性気候のサンティアゴ。意外にも、周辺の山々は降雪量が多く、冬季は南半球最大のスキーリゾート地だったりします。
サンティアゴでは、若者に人気のバリオ・イタリア(Barrio Italia)エリアのAirBnB宿に滞在することにしました。
もともとはイタリアからの移民が多かったというこのエリア、現在はアンティークショップやカフェが多くておしゃれな雰囲気!芸術学校の学生さんも多く住んでいるとのことです。
湿度の高いイースター島に比べると、サンティアゴの夏はカラッとしてて気持ちいい!airbnb宿も明るくて快適ですー。写真はかわいいリビング。
現在リフォーム計画実行中らしく、ホストのJorgeさんとTamaraさんは改装に大忙し。
チリの首都サンティアゴの街並み。まるでヨーロッパみたいじゃありませんか?
お隣の国、ペルーの首都リマの旧市街とは違い、色使いは地味ですが美しい石造りのビルが立ち並んでいます。
スーツを着たビジネスパーソンが行きかう街中心部では、歩道の並木道が美しく整備されており、歩いているだけでも楽しくなります。
サンタ・ルチアの丘から市内を一望!
サンティアゴの人気の観光地の一つが、サンタ・ルチアの丘。
1541年、サンティアゴの征服に際し、スペイン人のコンキスタドールが抵抗する先住民を攻めるための要塞を築いた丘です。現在は地元の恋人たちの定番デートコースとなっています。
標高629m、周囲に比べると高さ70mほどの小さな丘ですが、
灼熱の炎天下、頂上まで登ると汗が吹き出てきます!
幸いなことに、露天でシャーベットや水を買うことができたので、水分補給しつつなんとかてっぺんへ。
天気が良い日には、なんとアンデス山脈まで見通せるそうですが、この日はあいにくのスモッグでした。
足を伸ばして街の中心・アルマス広場へ
サンタ・ルチアの丘から少し足を伸ばせば、街の中心部「アルマス広場」に到着。
現在は平和な市民の憩いの場となっていますが、南米各地の都市に残る広場「Plaza de Armas」は"行軍の広場", Parade Squareを意味し、かつて原住民が戦に敗れスペイン人たちに征服され、スペイン人征服者とその兵士たちが勝利を誇り、行進したであろう場所です。
南米各地で「アルマス広場」の地名を見るたびに、被征服者たちの苦難の歴史と、
その後独立を勝ち取ったその国の歴史にあらためて万感の思いです。
日本は南米の国々のように、完全に征服されたのち、独立を勝ち取った!という歴史はありませんが、その辛苦は想像に難くありません。
それから、忘れてはいけないのは南米独立の英雄、解放者シモン・ボリバルです!
彼の名前も南米各地の広場や通りの名前に見つけることができます。
(そのたびに万感の思いアゲインでうるっときてしまう私...南米出身でもなんでもないんですが、こういう歴史に涙腺が弱いです...!)
ベルリン・フィルの指揮者、グルタヴォ・ドゥダメルを輩出したベネズエラの「シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ」も有名ですよね。
ちなみに、ここサンティアゴでも彼の名前を冠した地下鉄駅やモニュメントがありますよ。
シモン・ボリバル (Simón Bolívar) (1783年7月24日 - 1830年12月17日)は、南米大陸のアンデス5ヵ国をスペインから独立に導き、統一したコロンビア共和国を打ちたてようとした革命家、軍人、政治家、思想家。日本語ではシモン・ボリーバルと表記されることも多い。
ベネズエラのカラカスにアメリカ大陸屈指の名家の男子として生まれたが、早いうちに妻を亡くしたことがきっかけとなって、その後の生涯をラテンアメリカの解放と統一に捧げた。
このため、ラテンアメリカでは「解放者」 (El Libertador) とも呼ばれる。
散策の片手にアイスクリーム(エラド)があればもっと最高!
数ブロック歩けばアイスクリーム屋さん(エラデリア)にあたる、というくらい、サンティアゴの中心部にはアイス屋さんがいっぱい。
ピスタチオ味にヨーグルト味と風味もおよそ15種類以上から選べることが多く、毎日食べても飽きません。ああ、幸せ…。
サンティアゴ滞在中は1日2個以上、いや数時間ごとに1つアイスを食べていたような気がします。ひえー。だって安いんだもの。
観光地「サンタ・ルチアの丘」の近くにも、チリ版食べログことZomatoで好評価をゲットしているエラデリアがたくさんありますので、是非足を伸ばしてみてください!
ジェラテリア・モー
イル・マエストラーレ
サンティアゴにはおしゃれなカフェもたくさんあります。中でも人気のカフェのひとつが1879年創業の「カフェ・トーレス」。
いくつか店舗がありますが、「モネダ宮殿文化センター(Centro Cultural Palacio La Moneda)」の中の店舗は格調高く、日差しの中を歩いた後のリフレッシュに最適です。
Café Torres カフェ・トーレス
所在地:Centro Cultural La Moneda, Morande 26, Piso -1, Santiago Centro, Santiago
営業日:月曜日〜金曜日、8:30~21:00
リマで「カフェ・コン・レチェ」と「エンサラーダ・フルータス」(フルーツ盛り合わせ)って言葉を覚えてから呪文のごとく唱えまくってます。@Cafe Torres, Centro Cultural Palacio la Moneda pic.twitter.com/lHHiwexxp5
— iwasarobot (@robotdesita) 2015年1月26日
また、こちらの「モネダ宮殿文化センター」はなんと1805年竣工という歴史ある建物。1814年から1829年にかけて造幣局として、1845年頃には、大統領官邸として使用されていたこともありました。
元造幣局だから名前が「モネダ(=Money)」なんですね。現在は美術館として公開されています。訪問時にはイスラム芸術の素晴らしい展示が開催されていました!
図録が欲しかったけれど、重すぎるので今後の旅を思うと断念...
併設のセレクトショップでは、チリ各地の伝統工芸品を購入することもできます。「あの原住民」のグッズもありましたよ!
Centro Cultural Palacio La Moneda
営業日:月曜日~日曜日、9:00~21:00
所在地:Plaza de la Ciudadanía 26, Santiago, Chile
モネダ宮殿文化センター、wifi無料なのがうれしい!暗くならないうちに、これから徒歩30分くらいかけて宿に戻りますー。 pic.twitter.com/zdHq929oW2
— iwasarobot (@robotdesita) 2015年1月26日
もちろん、裏手の「モネダ宮殿」自体をご覧になるのも忘れずに。
この日は近くのスーパーで食材を購入して自炊。やっぱりパスタはどこに行っても安いです。
本日の自炊、貝のパスタ。明らかに大盛りすぎ pic.twitter.com/Bndh26jbLQ
— iwasarobot (@robotdesita) 2015年1月27日
うーん、眠れない!今宿泊しているairbnb宿は築50年以上のアパートなんですが、エアコンがない。
— iwasarobot (@robotdesita) 2015年1月27日
窓を開けるとうるさすぎるし、閉めると暑すぎるし、ついでにイースター島で蚊に刺されまくった足が痒いしで、すでに朝3時半です...
そんなこんなでサンティアゴ編その1でした。
「参考になった」と思ってくださった方は下のバナーをポチっと押してくださると嬉しいです。
■参考書籍はこちら。
B22 地球の歩き方 アルゼンチン チリ 2016~2017
- 作者: 地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド・ビッグ社
- 発売日: 2015/11/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
■過去の関連記事