【世界一周:ペルー】夫婦が営むクスコの小さな宿「Emperatriz Guest House」
いつか再び泊まりたい。小さな「クスコの家」
今回はペルー・クスコで滞在した小さな宿「Emperatriz Guest House(エンペラトリス・ゲストハウス)」のご紹介。
おひとりで世界一周される方は、限られた予算の中で安宿やドミトリーを選ばれる方が多いと思うのですが、あえておすすめしたい個室を持つ宿です。
ツインとシングルだけの小さな宿なのですが、驚くべきことに、Booking.comの宿泊者レビューでは評価 9.1 / 10という驚異的に高い評価を得ています。
私自身もこれまで泊まってきた宿の中でもっとも素敵なゲストハウスを挙げろと言われれば、まちがいなくこの宿を挙げます。
シングルルーム1泊60ソル(約2,300円)という値段で、クスコ中心部にほど近い平地(※)、マチュピチュ入場券を販売している文化庁のオフィスまで徒歩5分。
清潔で居心地のよすぎる部屋(家から出たくない!)、きれいに掃除された、天窓付きの明るいバスルーム!
そしてなによりも、オーナー夫妻の人柄のよさ。
これ以上の宿が今後見つかるのでしょうか...。
(※クスコの安宿は急な階段の上にある場合があり、タクシーでアクセスできない場合があるのです)
個人的評価は以下の通り;
快適度:★★★★★(シングルでも17平米の広さ。中庭に面した窓付き)
キレイ度:★★★★★(本当に清潔!)
wifiの強さ:★★★☆☆
Emperatriz Guest House (Booking.com)
私も、あまりにも快適すぎて、マチュピチュ村からクスコに戻った後もふたたびこの宿に泊まってしまいました。(ほんとは別の宿を予約済みだったのですが、そちらはキャンセルしてこっちに延泊することにしました。
親切なオーナー夫婦は大の日本びいき
なにがこの宿の一番の魅力かといえば、それは宿を営むゴルキーおじさんとエステルおばさん夫妻!
私が泊まったときには、普段はリマの大学に通っている娘のガブリエラさんも帰省していたのですが、この3人は本当に素晴らしいホストでした。
(写真左:エステルおばさん、右:ゴルキーおじさん)
私の赤ちゃんレベルのスペイン語をなんとか理解しようとしてくれ、「これはスペイン語でなんというの?」という質問をいやな顔せずあれこれと教えてくれました。
夕方宿に戻れば、毎日美味しいお茶を入れてくれ、「明日はここに行こうと思う」といえばさっそくGoogle翻訳を使って旅のアドバイスをくれました。
「遺跡に行くならここからコレクティーボに乗って、ここで乗り換える!」だとか、「クスコに5日間滞在するならバレット・チケットを買ったほうがいいよ」だとか。
3人とも日本びいきで、ゴルキーおじさんは柔道を習っている(黄色帯だそうです)し、エステルおばさんとガブリエラさんは毎月、ペルーの日本大使館が発行しているフリーマガジンを購読しているのだそうです!
ひとつ上の写真と下の写真は「日本の料理を作ってほしい」とお願いされて、鶏のてりやきを作ったときの一枚。
「私の家ではふつうプリメーロ(1皿目)、セグンド(2皿目)といった順番はなく、一度にテーブルに全部サーブするんですよ」という話をしたら、
「じゃあその通りにやってみよう」と日本式の夕食スタイルに挑戦してくれました。
左端がゴルキーおじさん、右端が娘のガブリエラさん。
暖かいベッドに天窓付きの清潔なシャワールーム
クスコの夜は寒い!
私の滞在中は日中17度あった気温が、朝・夜には5度にまで冷え込みました。
この宿のうれしいところは、布団がしっかり重みのあるタイプで、寒さをばっちり防げるところです。マチュピチュの安宿からクスコに戻ってきたとき、このふかふかの布団がどれだけ嬉しかったことか!
それに、標高3000mを超えるクスコでは、高山病の危険がつきまといます。
個室でしっかり睡眠をとり、クスコで体調を整えてからマチュピチュに向かうことができたのは非常によかったです。
睡眠不足は高山病にかかりやすくなる要因のひとつらしいので、短い日程でマチュピチュに向かう方は、クスコではドミトリーよりも個室でばっちり休息していくことをおすすめしたいです。
ひとつ欠点をあげるとすれば、クスコは標高が高いので、お湯の沸点が低く、そのためシャワーのお湯も少しぬるめなこと。これはクスコのどの宿にも共通する点なのでしかたがないですね。
しかし、天窓付きのバスルームは明るくてうれしい!
じめっとした安宿の暗~いバスルームに嫌気がさした女性旅行者にはとくにおすすめのポイントです。
これだけ宿のいいところを挙げ連ねると、なんだかまるでこの宿のセールスマンみたいですね...。
でも、いつか人生でまたクスコを訪ねることがあれば、絶対にまたこの宿に泊まりたい!と心から思える宿でした。
あなたも、この宿から出発する日にはセンチメンタルな気分になること間違いなしです。
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